マグネシウムは、アルミニウムの2/3、鉄の1/4と非常に軽い金属です。しかし強度や耐熱性等、多くの課題があり、これまで押出加工技術の研究・開発は進んでいませんでした。
そこで私たちは、マグネシウム合金の押出加工技術開発を目的として2003年9月より研究開発事業に積極的に参加し、国立大学法人熊本大学を始めとする大学・専門学校及び数社の企業と共同研究を実施し、高強度マグネシウム合金の大型化技術を開発いたしました。 熊本大学で開発された次世代耐熱マグネシウム合金は、アルミニウム合金を凌駕する高強度、高耐熱性をもち、 自動車軽量化を目的とした材料等、あらゆる分野での事業展開が期待されています。
さらに2006年12月からは、熊本県を中心とした産学官連携による大型プロジェクト「次世代耐熱マグネシウム合金の基盤技術開発」 に中核メンバーとして参画しました。本プロジェクトは世界でも最先端の研究開発であり、その成果はあらゆる分野での展開が見込まれます。 自動車の軽量化による燃費向上が実現すれば二酸化炭素排出削減にもつながり、世界的に喫緊の問題となっている地球温暖化防止に大きく貢献できると期待されています。
このように、マグネシウム合金の重要性は、今後ますます増していくと考えられます。
取り扱いマグネシウム合金
汎用マグネシウム合金
(AZ31、LZ91など) (圧延材の提供)
用途スマートフォン・タブレット端末・パソコンの筐体・車いす部材など
KUMADAI 耐熱マグネシウム合金
用途接合材、航空機・自動車用部品など
難燃性マグネシウム合金
用途鉄道車両・自動車用部品など
医療用マグネシウム合金
(押出細菅材の提供)
用途ステント用など
純マグネシウム
(押出加工材の提供)
用途研究用素材、防振材など