アルミニウム地金(インゴット)を溶解し、アルミニウム合金ビレットを製造する工程です。
アルミニウム地金を溶解炉へ投入し、溶解したアルミニウムに合金の種類に応じた元素を添加し鋳型に流し込むことによってアルミニウム合金ビレットとなります。
最後に、調質炉にて均質化処理を行いビレット内部組織を均一化し、押出形材品質安定化の準備を行います。
多様な形材形状の基となるダイス金型を設計/製作する工程です。
豊富な実績とノウハウから設計され、CAD/CAMシステムを通じて最新鋭の工作機械にて製作されます。
その後、熱処理、検査、窒化処理を経て、押出工程へ供給されます。
切断したアルミニウムビレットを400℃~500℃に加熱して、押出機にセットし高い圧力でダイス金型から押し出すことでアルミニウム形材を成形する工程です。押出加工は、中空材や複雑な断面形状など様々な形状を一度で精度よく成形できることが特徴です。
押し出された形材(約50m)はストレッチャーで矯正され指定の寸法に切断します。
切断されたアルミニウム形材の多くはエージング炉にて約200℃の熱処理を行い、強度を高めます。
アルミニウム形材の表面に、アルマイト皮膜や塗膜を形成させる工程です。アルミニウム形材の耐食性・耐摩耗性、耐候性を改善するとともに意匠性を高めます。
出来上がったアルミニウム形材にお客様のご要望に応じた加工、組立を行う工程です。
加工工程では穴あけ、ねじ穴加工、溶接、曲げ、切削、研磨などがあり、用途や精度に応じて使用する機械を使い分けます。さらに、組立工程では金具部品等の取り付けを行います。
最終検査を行い、合格品をお客様のご要望に合わせた形態で梱包し出荷する工程です。